運動は苦手だけれども、健康を維持するためにはやはり運動をしないといけない。そういうときに最も手軽なのがウォーキングです。日々移動するという点から考えると、歩く=ウォーキングはどなたもやっていることになるので、運動不足の人にとっては始めやすい運動だと思います。ただ、せっかくウォーキングをするのだから、出来るだけ効果を上げたいところですよね。その点、どのくらいの時間をウォーキングをすればいいのかということに関しては、脂肪燃焼が始まる15分という時間がありますが、ではどの時間帯にウォーキングをすればいいのかというと、よくわからないところがありますよね。そこで、一日の時間帯を朝、昼、夕方と分けた場合に、どの時間がウォーキングに効果があるのか考えていきたいと思います。

朝、ウォーキングをする場合

早朝からウォーキングをするとどういう効果があるかというと、脂肪の燃焼と基礎代謝を引き上げることが出来るという特徴があります。まず、脂肪燃焼についてですが、通勤や通学前にいつもよりも少し早起きをしてウォーキングをするとどうして脂肪燃焼に効果があるのかご説明したいと思います。早朝のウォーキングは朝食を食べないで始めることになると思いますので、この状態は前日の夜から10時間程度何も食べていない絶食状態ということになります。ということは、朝の起きたての体の状態というのは、1日の中で血糖値が最も低い状態なので、結果としてウォーキングをする時に効率よく脂肪を燃やすことが出来ます。基礎代謝の引き上げはどうして可能なのかご説明します。人間の体は通常午前中というのは、基礎代謝が低い状態にあります。つまり朝起きたての体の状態というのは代謝が上がらずエネルギーを中々消費出来ない状態なのですが、朝からウォーキングをすることによって体温が上がりますので、通常は低いままの代謝を一気にあげることが出来ます。その結果朝ウォーキングをすることで午前中から代謝が高い状態になり、午前中の仕事や勉強の間もたくさんエネルギーを消費することが出来ます。

昼、ウォーキングをする場合

昼間から夕方までの時間帯は体が午前中よりも温まっているのでウォーキングに適した時間帯です。そのため午前中できなかった負荷の高いウォーキングでも肉体的に取り組みやすく、体が温まっているということもあり、体も動かしやすくその結果その分多くの運動量をこなすことが出来、その状態に比例して多くのカロリーを消費することが可能です。また、昼間の時間帯は朝や夜の時間帯のように仕事や勉強、お付き合いなどがないということもあって、有効に活用がしやすい時間帯ということもあり、ウォーキングのしやすい時間帯でもあります。

夕方、ウォーキングをする場合

夕方の時間帯はしっかりウォーキングをしたいという人には特におすすめです。それは夜というのは運動に適している時間帯だからです。それは一日の中でも夜が最も体温の高くなる時間帯なので、ウォーキングをするのは非常に良い時間帯です。それは体温が高くなっているということだけでなく、筋肉がほぐれているので、朝のように体が眠っている状態とは逆に走ったり跳んだりすることが出来ます。そのためたくさんウォーキングをすることが出来るので、その分多くカロリーを消費することが出来ます。また、夜の運動は成長ホルモンの分泌を活性化するという特徴もあります。成長ホルモンは、運動後の筋肉疲労の回復に欠かせないのですが、一般的に運動をした跡と睡眠中に分泌されます。そのため、夜ウォーキングをすることによって、ウォーキングをした後と睡眠中にたくさん分泌されるので、結果として早期の疲労回復が実現され、夜しっかりウォーキングをしても十分疲れを解消することが出来ます。

以上のように時間帯によってウォーキングの効果はそれぞれ特徴がありますので、自分に合った時間帯を選んで、最適な効果を上げるようにしましょう。