ウォーキングと言うのは、日本語に直すと「歩く」ということですよね。おそらく我々人間にとって最も身近な運動だと思います。でも、あまりにも身近すぎてしまって、どれだけ効果があるのかということを気にしたくことがないという側面もあったりしますが、実際にはこのウォーキング、実にはとても深いというか、歩くという動作自体が、実は様々な筋肉を使っているのです。したがって、上手にウォーキングをすると、ダイエットはもちろん様々な効果があります。

ウォーキングで使われる筋肉

ではウォーキングにはどのような筋肉が同時に使われているのかということを説明します。まず脚では、大腿四頭筋、大腿二頭筋、前頚骨筋、下腿三頭筋という筋肉が同時に使われ、更に同時に腰、腹筋、腕の筋肉が使われ、更には、体重移動や脚の曲げ伸ばしや重心移動のバランスを取るのも、足ですから、様々な筋肉が総動員されて、ウォーキングという運動が行われているということです。

ウォーキングの効果:ダイエット

このようにウォーキングという運動は、様々な筋肉が使われ、しかも、呼吸をしながら活動をしますので、脂肪を燃焼に必要な酸素をしっかり摂取する必要がある有酸素運動です。有酸素運動なので、脂肪を燃焼しますので、ダイエット効果があるということが出来ます。

ウォーキングの効果:メタボ対策

また、加齢と主に、動脈硬化や下記脳障害、糖代謝異常のリスクが高くなるのですが、ウォーキングの脂肪燃焼をすることで、その体脂肪・内臓脂肪との関係が強い血中脂質や血圧、糖代謝、肝機能の指標を改善させることにもつながります。

ウォーキングの効果:インナーマッスルの生成

更には、冒頭でも申し上げたようにウォーキングは、様々な筋肉が総動員されるので、ウォーキングをすることによってインナーマッスルが生成されるということになります。インナーマッスルが生成されると、代謝がアップしますので、体がダイエットしやすい体質に変わります。しかもこの体質は、短期的ではなく長い期間鍛えられ続けた筋肉が出来上がっていきます。したがって、普通無理なダイエットをするとリバウンドをしてしまって、結局元の木阿弥になることが多いですけれども、インナーマッスルの強化ということは、体の中から筋肉を生成して、代謝を良くするので、健康的にダイエットを成功させることができるのです。

また、これらの効果以外には、メンタルヘルスにも効果があり、うつ病や認知症の予防に子も効果的という研究結果が出ています。

どのくらいウォーキングをしたらいいのか

では、実際にどのくらいウォーキングをするといいのかということですけれども、一般的な目標としては1万歩と言われています。1万歩というと、2週間続けると1キロの脂肪が燃焼するとされています。ただ、普通に仕事をしていると現実的にできるのかどうかという問題もありますよね。一般的には100歩で1分とされているので、1万歩だと計算上は1時間40分です。したがって、一日この時間をウォーキングに充てられるかどうかという工夫も必要ですが、実際に買い物とか行くと1時間とか普通に歩きますよね。その辺りを参考にして、是非1万歩を目指してみましょう。